品質とデジタル - AFNORグループ研究パート3

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前回は品質とCSRの関連性について述べましたが、今回は明日の品質の2本目の柱である「デジタル」について分析します。
2023年に行われたこの大規模な国際調査のために、AFNORグループは37カ国の企業の1,300人以上の品質意思決定者に質問を行いました。

意思決定者が、今後数年間で品質が大きく変わると考えているもう1つの主要な関心分野は、テクノロジー、より具体的にはデジタル・テクノロジー、自動化、データ...

なぜなら、デジタルの普及には不平等がつきものであり、また世界的な規模で拡大するデジタルのニュースを追うことが優先されるからです。

自動化が進み、遠隔で行われる仕事が増え、人工知能の活用があらゆる分野に革命を起こそうとしています。 私たちはすでに第4次産業革命について語ることができます!私たちのビジネスでは、従業員の日常業務が基本的にクラウド上で行われ、オフィスがない企業を監査しています。

しかし、インドでは 、テクノロジーと同じペースでスキルや知識を進化させる必要があるため、道のりはまだ長い。ある意思決定者が指摘するように、「従業員や雇用主が持っている意識や用途と、技術や技術的知識を同等にすることが課題です」。

デジタル技術は、品質要件を満たすためのソリューションとして台頭してきています。

米国、インド、メキシコにとって、デジタル技術の活用は不可欠です。

異質なデジタル・リテラシー
フランスでは、「大まかに言って、今日の品質パフォーマンス部門は、活動のデジタル化に向かっています。しかし、この方向転換には時間がかかり、習慣はなかなか消えません!例えば、5年前、ワード文書が普及する一方で、注文書やその他の類似文書はまだ印刷され、手書きで署名されていました。

デジタル分野では、データガバナンス、人工知能、未来の産業、機械学習、品質4.0、ブロックチェーン、NFTなど、数多くのトピックが関わっています。

調査対象者の24%にとってデータガバナンスが21%にとって人工知能(AI)が 、品質に関する意思決定者にとって最もホットな話題です

NFTとブロックチェーンはあまり注目されておらず、多くの人がこれらのテーマに馴染みがないと言います。

品質要件を満たすためのソリューションとしてのデジタル技術
このように新技術に対する理解には違いがあるものの、品質要件を満たすためにデジタル技術を活用することに関しては、特に米国、インド、メキシコで一致しています。

意思決定者の23%にとって、デジタル技術は何よりも将来のニーズを予測するための手段 です(フランスではさらに顕著です)。

ドイツ、イギリス、アメリカにとって、強調されるのは『規模拡大』の問題です。

特にトレーサビリティのためのツール(ブロックチェーン、NFTなど)はリストの最下位に表示され、品質の意思決定者が関心を持つテーマはわずか16%でした

品質を高める自動化
調査対象となった意思決定者の10人中7人近くが、オートメーションはプロセスと製品の品質を高めると見ています。

一方で、この大きな課題に見合った投資はまだ行われていないようです。実際、品質分野のパフォーマンスを向上させるためにオートメーションに投資していると回答した組織は4分の1以下です。

いずれにせよ、データを使おうが使うまいが、プロセスの全部または一部を自動化しようが自動化しまいが、人間は(当分の間)常に機械に先行したり遅れたりするものです。これらの品質意思決定者が語るように、テクノロジーにすべてを賭けることはできないのです。

キーとなるのは依然としてヒューマン・インテリジェンス人材確保が今後の最大の課題になると考えています。人材を確保できなければ、質の高いサービスを提供することは難しいでしょう」。

品質確保と向上のためのデータ
もう一つの重要なテーマはデータです。この分野は自動化よりも進んでいるようです。意思決定者の10人中3人は、その行動の成熟度を指摘しています。それ以外の企業にとっては、まだやるべきことがあります。

とはいえ、世界の品質意思決定者の10人中7人は、データを品質向上のためのテコと考えており、大きな課題の1つは データ・セキュリティであると指摘しています

データの重要性は、すべての議論において基本的に重要であり、企業にとって真の戦略的資産と見なされています。

というのも、あるドイツの意思決定者は次のように述べているからです。「これがインダストリー4.0のテーマであり、収集、集計、保存されるデータは常に最終的に必要とされる量よりも多く、収集されたデータのうち、運用や生産に利用されるのはわずか5%に過ぎないことが多い......」。

結論として、デジタル技術の活用とデータの活用は、企業にとって戦略的な課題となっています。こうした知識は、 顧客や市場、将来の発展についてより深く理解するために活用されます

詳細はこちら

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