持続可能な開発を推進するためのツールを開発・普及する国際的な研究組織であるグローバル・フットプリント・ネットワークによると、私たちは生態学的赤字に陥っています。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次評価報告書が示すように、気候変動の影響は今日すでに現れています。気候変動との闘いは、生態学的転換の要です。2100年までに気温上昇を2℃に抑えるには、化石燃料から再生可能エネルギーへの段階的な移行が必要です。
CO2排出量を削減するためには、まず排出量を把握する必要があります。また、一般的な方法を用いて、排出量を正しく評価する方法を知ることも必要です。 ISO 14064シリーズをはじめとする国際的に認知されたいくつかの 自主規格は、温室効果ガスの収支、すなわちカーボンフットプリントを計算・検証するための基礎となる貴重なツールです。これらの規格のおかげで、排出量の計算を同じ方法で比較・検証することができます。このようにして、(例えば2015年12月のパリ協定の下で)排出量削減を約束する国、企業、地方自治体は、同じ言語で話すことができます。
同じ精神に基づき、ISO 14064 の基本を取り入れたISO 14067 規格は 、ライフサイクル全体(LCA)における 製品の二酸化炭素排出量を削減するための要件を定めています。この規格により、組織は、対象となる製品やサービスから発生する温室効果ガスの排出量を削減するための適切な対策を講じることができます。消費者にとって、製品のカーボンフットプリントを知ることは、気候変動への貢献という観点から、購入の結果を知る上で有益です。なぜなら、各製品はそのライフサイクルを通じて、間違いなく環境に影響を与えるからです。最後に、この規格、 ISO 14067:2018「温室効果ガス-製品のカーボンフットプリント-定量化のための要求事項及びガイドラインは、あらゆる種類の組織が製品のカーボンフットプリントを計算し、それを削減する方法をよりよく理解することを可能にします。
今年から、AFNORグループの2つの支部がこのサービスを提供できるようになりました:
- GUTcert GmbHは、ドイツ認定機関(DAkkS)により、企業のカーボンフットプリント検証のために認定された最初の検証機関のひとつです。
- BellCERTグループ台湾のBellCERTグループは、 台湾の認定機関(台湾認定基金会)により、台湾でこのサービスを提供することが 認められました。
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